呂布カルマが振り返る激動の2024年「結局俺はバトルがめちゃくちゃ強いわ」
ラッパーとしてはもとより、グラビアディガー、テレビのコメンテーターなど、多岐にわたって異彩を放っている呂布(りょふ)カルマ。『週刊プレイボーイ』の連載コラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」では『自身の2024年』について語った。 * * * ★今週のひと言「激動であっという間の一年。今年のトピックスを振り返る!」 今年最後ということで、今回は2024年の振り返り。 みんな言っていると思うけど、本当にあっという間の一年だった。その半面、今年もありがたいことに忙しく、目まぐるしく過ぎていく日々の中で、あれからまだ1年たってなかったのか!なんて思うこともあったり。 今回の原稿を書くにあたって携帯の写真フォルダを1月から振り返ったんだけど、俺はあんまり仕事中に写真を撮らないから残ってる写真は家族の思い出ばかりで、それらを懐かしみながら、しげしげと眺めていると信じられないほど時間が溶けた。 確か去年も年末の記事を書くにあたって同じ工程を踏んでいた気がするから、少なくともこの連載も1年以上継続できたということか。 毎週やって来る締め切りにさいなまれながらもよく続いたもんだ。 われながらよくやったよ。 仕事やなんだでここに書くに値するようなエピソードはその都度記事にしてきたと思うから重複する部分もあろうが、許せ。 今年俺は本厄だったので、元日から(正確には去年の年末収録)テレビ番組で厄払いの滝行を経験したのだが、とある事情でそれでは不十分だと感じた俺は、オリジナルの厄よけ法を考案して今年一年にわたり試験運用してきた。 これを書いている時点ではまだ厄年を抜け切ってないのでそのネタばらしは年明けにでも取っておくが、今のところはその方法が功を奏してか、忙しさや、自身を取り巻く環境の割には心穏やかに何事もなく過ごせている。 このまま厄年を逃げ切れれば来年正式に有効な方法としてローンチするつもりだ。 厄年男子はマネするべし。 あとは去年までと大きく変わったことといえば、不本意ながら俺の代名詞にもなっていたMCバトルへの参加をグッと控えたことだ。 去年までは毎月2、3回、多いときにはもっとバトルに呼ばれていたのだが、去年発足したFSL(フリースタイルリーグ)によってあまたある大会の勝率をすべてポイント化して、「結局誰が年間で一番勝ってるんだ?」というランキングで俺は1位になって表彰された。 それもあって今年からバトルに参加する条件を厳しくしたので、必然的に呼ばれる数が極端に絞られた。何ヵ月に1回、年間を通してたぶん6、7回とか。 俺自身もう10年以上毎月バトルの舞台に何度も立ち続け、常に現役感を保っていたが、今年初めて何ヵ月もブランクができるということを体験し、ちゃんとできるのかと多少心配したのだが、結果的に出場した大会の半分以上で優勝している。 結局俺はバトルがめちゃくちゃ強いわ。これは謙遜したら逆にいやらしいぐらい強い。来年はもっと減らしてもいいかな。 あとはガンプラへの傾倒。バンダイさんとの仕事でお土産でいただいたガンプラから始まり、以前このコラムでもそのことについて触れたが、あのときよりかなり深くハマっている。 暇さえあれば、いや、正確には暇はないのに無心でガンプラを組んでいる。 しかし、俺はこのまま前傾姿勢を保ちつつ、生活に弊害が出るまでガンプラに夢中になって来年の早いうちには飽きてしまうことを願っている。 どう考えてもその時間で俺はリリックを書くべきなのだ。 ということで、今年も貴重な誌面の1ページを俺に任せてくれた週プレに感謝しつつ、来年からもよろしくお願いしますね。 皆さん、良いお年を。 撮影/田中智久