鴻海精密工業、マイクロLED活用のARグラス生産 2025年の実用化や車載への展開も
台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)は、英新興のポロテックと提携し、次世代のマイクロLED技術を使った拡張現実(AR)グラスの生産に参入すると発表した。マイクロLEDは高い性能や輝度、小型・軽量なのが特徴で、車載向けにも活用が期待されている。 ポロテックの窒化ガリウム(GaN)技術を使う。ARグラスは2025年の実用化をめざす。併せて、高解像度ディスプレーなど、マイクロLED製品の開発・商品化を進める見込みだ。 ポロテックは英ケンブリッジ大学発のスタートアップで、台湾にも生産拠点を持つ。鴻海のほか、台湾の半導体受託生産(ファウンドリー)大手のPSMC(力晶積成電子製造)などとも提携している。