動物用エアー式手術台「ここでもオペ」 手術時間の短縮や負担軽減 開発したのはイベントでおなじみの「エアー遊具」製造企業
■獣医師、牛、双方にいい 負担が軽減できる 今回、実際にエアー式手術台を使って子牛に治療を行う様子を見学させてもらいました。 マットの上に子牛を安定した姿勢で固定することができ、手術時間の短縮や動物の負担軽減にもつながります。 (宮崎大学農学部獣医学科 佐藤礼一郎教授) 「従事者(獣医師)、牛、双方にいいと。負担が軽減できるといったところがこの手術台のいいところだと思います」 また、近年は女性の獣医師も増えていて、獣医師を目指す女子学生からもエアー式手術台の登場を喜ぶ声が聞かれました。 (獣医学科の学生) 「やっぱり軽いので、女性とかでも運びやすいのかなと思います。その場で組み立てられるっていうのがいいかなと」 ■エアー遊具の技術をあらゆる業界に 「ワン・ステップ」の山元洋幸社長は、今後も、エアー遊具の技術をあらゆる業界に生かしていきたいと意気込んでいます。 (ワン・ステップ 山元洋幸社長) 「エアーの技術というのは、本当に簡単に空気を入れるだけで小さいものが大きく膨らんで、さまざまな形になるというところが特性だと思います。仮設で本当に必要にしている分野は、畜産業だけでなく、建設業であったりとかさまざまなところあると思いますので、できる限りそういうところに課題解決できるように取り組んでいきたいというふうに思っています」 「ワン・ステップ」は、コロナ禍には、コロナ患者を隔離するための「エアー式簡易陰圧室」というものも開発し、全国の医療機関に提供していました。 今後も、どんなものを開発していくのか注目です。 ※MRTテレビ「Check!」11月7日(木)放送分から
宮崎放送