甘くてみずみずしい「雪の下にんじん」 横手市で収穫盛ん 積雪十分で生育順調 秋田
秋田テレビ
2024年12月からのまとまった雪で冬の産業の出足が好調です。秋田県横手市で栽培されている「雪の下にんじん」は生育が順調で、収穫作業がピークを迎えています。 土から掘り出されるニンジン。横手市平鹿町浅舞の農事組合法人・豊前で収穫が盛んに行われている雪国ならではの「雪の下にんじん」です。温度と湿度が一定に保たれた雪の下で寝かせることで、甘みやうまみが増すとされています。 8日の積雪は40センチほどと例年よりは少ないものの、生育には十分です。 農事組合法人 豊前・佐藤仁さん: 「天気予報の週間予報を見て、雨の降る前の日か2日前に種まき作業をするようにした。4~5回に分けて種まきして、発芽ぞろいは結果としてすごく良かった」 今回は、夏場の暑さで成長が阻害されないよう雨の日に種をまいたことに加え、まとまった雪も味方してニンジンは順調に生育。大きいもので26センチほどに育ちました。 農事組合法人 豊前・佐藤仁さん: 「雪の下にんじんは、生きていくために根に養分を蓄え甘くなる。ニンジンが嫌いな子が生でも食べられる。みずみずしいのでぜひ食べてみてほしい」 収穫は3月中旬まで続き、例年並みの約10トンが出荷される見通しです。
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