山形市のソフトウエア開発会社が破産 負債は1億円以上に
山形市のサンシステム開発(株)(資本金1000万円、山形市立谷川2-86-29、代表 中村友祐氏)は、2024年(令和6年)12月24日に山形地裁より破産手続き開始決定を受けた。 帝国データバンクによると、サンシステム開発は、1981年(昭和56年)10月に設立されたソフトウエアの開発業者。販売・在庫管理や経理などのシステム開発のほか事務用機器販売などを手がけ、2000年(平成12年)9月期には年収入高約1億100万円を計上していた。 しかし、開発期間が長い案件もあって売り上げや採算が安定せず、債務超過に陥っていた。金融依存度の高い運営を強いられたが、資金繰りは改善せず、借入金の代位弁済を受けていた。 こうしたなか、2015年(平成27年)3月に給与の未払いで会社および代表が書類送検され、同年4月に本店を山形市西田から山形市立谷川に移転。代表と役員などによる小規模での運営を行っていたが、2018年(平成30年)6月までに事業を停止していた。 その後、多額の債務の処理が進まず今回の措置となった。負債は約1億600万円。
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