「シーグラスグミ」県観光連盟会長賞 かごしまの新特産品コン 奄美の2品が入賞
鹿児島県内で新たに開発・改良された特産品を審査する「2024かごしまの新特産品コンクール」(同実行委員会主催)が29日、鹿児島市のホテルであった。出品された全104品の中から、奄美関係では食品部門でパリティビット(奄美市名瀬)の「シーグラスグミ」が県観光連盟会長賞に輝き、工芸・生活用品部門で奄美のアロマ 香彩(同)の「奄美サウナ シトラスティダ・ブギウギブラウン セット」が奨励賞に選ばれた。
同コンクールは多様化する消費者ニーズに対応した商品づくりの促進などを目的に、県と鹿児島市、県特産品協会が実行委員会を組織して毎年開催。今年は食品部門に73品、工芸・生活用品部門に31品の応募があり、各部門計14人の審査員が地域特性や創意工夫、技術力などを基準に審査したほか、県内外からバイヤー約70人も訪れ、内覧も行われた。 パリティビットの商品は、奄美のパッションフルーツや黒糖を使用し、見た目を砂浜にあるシーグラスに似せたユニークなグミ。2年前から開発を始め、昨年から販売している。同社の三宅昭江代表取締役(61)は「こういった賞をいただくことができて光栄。今後は新たな商品開発、飲食業界とのコラボなどを展開し、グミの高級化やご当地グミの発信に取り組みたい」と話した。 県販路拡大・輸出促進課によると、入賞作品は今後、県内外で展示・販売するほか、パンフレットを作成して全国流通関係者に配布するなどして広く情報発進する。