脱輪防止へ車両整備点検 死亡事故踏まえ、各地の運輸局
物流が集中する年末年始に合わせた国土交通省の「輸送安全総点検」が全国で始まった。10日から来年1月10日まで。今月1日には八戸自動車道(青森県八戸市)で脱輪したトラックのタイヤが男性に当たる死亡事故が起きており、各地の運輸局は11日、運送会社や市営バスの事務所を訪れ車両の点検作業を確認した。 脱輪死亡事故が起きた運送会社の営業所がある岩手県では、車輪脱落を重点項目の一つに据えた。11日は石谷俊史・東北運輸局長が、同県矢巾町内の別の運送会社を査察。車輪の摩耗状態やホイールナットの締め付けの確認作業を見守った。 青森市でも、青森運輸支局の職員が市営バス営業所を訪問した。