半導体技術者の求人が全国で急増…九州・沖縄6.0倍、北海道・東北5.9倍
リクルートによると2023年度の半導体技術者の求人は、九州・沖縄地域で17年度比6・06倍、北海道・東北地域で同5・9倍に伸びた。人材不足に加え、台湾積体電路製造(TSMC)子会社のJASM(熊本県菊陽町)が24年から熊本県で工場を稼働させたり、ラピダス(東京都千代田区)が27年から先端半導体の量産を予定したりと投資が続いていることが背景にある。 転職支援サービス「リクルートエージェント」の17年度以降の求人データをまとめた。19年度から求人が増加し始め、全国で17年度よりも増えた。関東や近畿、東海でも17年度比3倍超となった。 国内では半導体投資が活発化している。 JASMやラピダスに加え、キオクシアホールディングス(HD)は25年から北上工場(岩手県北上市)で新棟が稼働。パワー半導体では、三菱電機や東芝デバイス&ストレージなども新工場の稼働を予定している。今後も求人数の高止まりは続きそうだ。