横浜ゴム、XAI活用のタイヤ設計支援システムを開発 開発者の知識・経験不足を補完
横浜ゴムは16日、XAI(説明可能な人工知能)を活用したタイヤの設計支援システムを開発したと発表した。新システムを用いることで開発者の知識や経験不足を補い、開発のスピードアップやコスト削減に繋げる狙いだ。 タイヤ特性に役立つ特徴量(タイヤの材料や形状の特徴を表す設計因子)を技術者に提供できるよう、XAIに独自のカスタマイズを施した。開発者は、XAIで得られた情報に修正を施し、特性値予測AIを使って各特性値が目標を達成しているかを確認する。このプロセスを繰り返すことで、XAIによってタイヤの最終仕様の根拠も確認できるという。 同社は2020年にAI利活用構想である「HAICoLab(ハイコラボ)」を公表した。今回発表した新システムも、ハイコラボの方針に基づき、開発した。