【ジャパンC われかく戦う】ドウデュースで挑む友道師「日本での真剣勝負で海外勢には負けられない」
今週はジャパンカップが東京競馬場で行われる。GⅠ勝ちのある外国馬3頭が参戦するが、前走の天皇賞・秋を制したドウデュース(牡5歳)が日本馬の大将格として参戦。管理する友道康夫調教師(61)=栗東=に、GⅠ5勝目への意気込みを聞いた。(聞き手・北池良輔) ◇ ――前走の天皇賞・秋では鮮やかな差し切り勝ち 「最後まで届くのか心配していましたが、ジョッキー(武豊騎手)が上手に乗ってくれました。それに尽きます」 ――上がり3ハロン(32秒5)もキャリアで最速 「春は馬っ気があったが、それが少しずつなくなり、落ち着いてレースに臨めているのが要因ではないでしょうか」 ――今年は秋の始動戦から力を発揮できた。昨年(天皇賞・秋7着)との違いは 「昨年は夏の間に乗らずにギリギリで間に合った形。そこからレースを使いつつ状態が上がっていきました。今年は夏の間も牧場でじっくりと乗れたので、初戦からいい状態で迎えることができました」 ――実績のある外国馬が参戦する 「対抗心はあります。特に今回は海外から強力な3頭が来ますし、力関係ははっきりとは分かりませんが、日本を代表する一頭として負けたくないですね」 ――東京芝2400メートルは日本ダービーを制覇している舞台 「前走からの距離延長も全然気にしていません。日本ダービー、2500メートルの中山での有馬記念も勝っているのでスタミナはあると思います」 ――2021年の朝日杯FSから4年連続でGⅠ勝利を挙げる活躍 「体力という点では、これまでの管理馬にないものを持っています。結果も残していますし、まさに規格外の馬です」 ――1週前追い切りはCWコースで6ハロン80秒9-10秒9。併せた2頭の重賞馬を突き放した 「しっかりやりましたが、相変わらずいい。元気いっぱいですね。前走のダメージもなく問題はなさそうです。カイ食いも予定の量をすぐに食べきっていたし、前走よりもよくなっている感じはあります」 ――勝てばこれまで2頭(2000年テイエムオペラオー、04年ゼンノロブロイ)しか達成していない、秋の古馬3冠(天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念)の偉業も視界に入る