Googleスライドがもっと便利に! 教員の「声」に応える新機能を提供、チエル
チエル株式会社は、教員用サポートサイト「eTeachers GIGA SCHOOL(以下、eTeachers)」を11月よりアップデートし、Google Workspace for Educationの活用を促進する「eTeachers UPツール」の提供を開始することを2024年11月5日に発表した。 【画像】eTeachersの会員プラン eTeachersは、授業づくりをサポートする「デジタル教材」「らくらくツール」「利活用動画」の3つを用意している。同社は4つ目のコンテンツとして、eTeachers UPツールを提供する予定だ。同ツールは、Google Workspace for Educationをより効果的に活用できるようにするため、これまで教育委員会に提供していたツールの一部を個人の教員が利用できるようにする。 eTeachersの会員プランには、Liteプラン(登録不要・無料)、Standardプラン(要登録・無料)、Premiumプラン(要登録・税込480円/月)があり、Standardプランでは「スライドようかんたんふせん」の機能を利用できる。 「スライドようかんたんふせん」は、Googleスライド用の拡張機能で、スライド上に付せんを簡単に作成できる。同社は「Google Jamboardの代わりにGoogleスライドを活用したい」という教員の要望に応え、同機能を開発した。 一方、Premiumプランでは、付せんの色を3色から選べる「スライドようかんたんふせん+」のほか、フリーハンド機能や背景化機能、縦書き変換機能などを利用できる。 特に、背景化機能は「Googleスライド上で図形や画像がスライドサイズに最適化されて大きさが変わり、学習に使えない」という教員の悩みに対応。図形や画像があるスライドを背景(背面)に設定して、図形や画像のサイズを固定できる。 ICT教育の専門家として活躍する菅野光明氏(合同会社LTS代表)は、「忙しい教員が新しいツールを使いこなす負担を減らし、使い慣れたGoogleアプリに便利な機能を追加することで、授業の質と効率が向上する」と述べ、現場での効果を期待している。前橋市GIGAスクール支援センターの笠原晶子氏は、「教員がこれ便利! と思える機能があり、Googleスライド上で即時に活用できるのが便利で、授業の計画から実行までの時間を節約できる。まずは体験してほしい」とコメントしている。
こどもとIT,編集部
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