週明け以降も猛暑と天気急変続く まだしばらくは熱中症と雷雨に警戒
きょう18日(日)の最高気温は、九州から関東内陸にかけて35℃以上の猛暑日になる所が多く、32地域には熱中症警戒アラートが発表されている。また、局地的に雷雲が発達しやすく、九州北部や関東北部では非常に激しい雷雨となるおそれがある。あす19日(月)以降も暖かく湿った空気の影響で、晴れ間があっても天気は急変しやすく、東海から西を中心に週半ばごろにかけて猛暑日になる所が多い予想だ。
きょう約200地点で猛暑日予想
きょう18日(日)は、九州から北海道にかけて高気圧に覆われて日差しが届く見込み。最高気温は九州から関東内陸にかけて35℃以上の猛暑日になる所が多く、名古屋や岐阜は38℃まで上がる予想だ。九州から関東にかけての32地域には熱中症警戒アラートが発表されている。周囲と声を掛け合いながら、30分に1回など定期的に水分補給を行いたい。
なお、気温が高い九州から関東にかけては晴れ間があっても天気が急変し、急な雷雨となるおそれがある。特に九州北部や関東北部を中心に、短時間で道路が冠水するような非常に激しい降り方となる可能性がある。夜遅くにかけて局地的な大雨に警戒し、落雷・竜巻などの突風・降ひょうなどにも注意が必要だ。
あす以降は熱帯低気圧が次第に北上
沖縄は熱帯低気圧の影響で、あす19日(月)にかけて激しい雨が降って大雨となるおそれがある。また、あす19日(月)は熱帯低気圧が北上するため、西日本でも太平洋側を中心に本降りの雨の範囲が広がる見通し。東日本にも湿った空気が流れ込むため、引き続き晴れ間があっても急な雷雨となるおそれがある。
熱帯低気圧は20日(火)以降、日本海に抜けたのち日本海を北上する見通し。本州付近には、この熱帯低気圧に向かう南からの湿った空気の流れ込みが続きそう。そのため20日(火)以降も午後を中心に発雷確率が高く、晴れ間があっても雷雲が発達しやすい見込みだ。
東海以西は週半ばごろにかけて猛暑続く
また、熱帯低気圧に向かっては湿った空気と同時に、南の暖かい空気も流れ込む見通し。最高気温は東海から西を中心に、週半ばごろにかけて35℃以上の猛暑日になる所が多くなりそうだ。お盆休み明けのあす19日(月)以降もしばらくは、猛烈な残暑による熱中症と急な雷雨に気を付けて過ごした方がいいだろう。 週後半になると、東海から西でも最高気温は35℃を下回る所が多くなる見込み。ようやく、危険な猛暑トンネルの出口が見えてきた。 (気象予報士・鈴木悠)