自身初、球団にとって16年ぶりの優勝に貢献したホワイト[写真]=Getty Images

　7月2日（現地時間1日）、ボストン・セルティックスのデリック・ホワイトが4年総額1億2390万ドル（約203億4300万円）で契約延長を交わしたと報じられた。現地メディア『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。 【動画】ファイナルでも効果的なプレーを披露したホワイト！ 　ホワイトはコロラド州出身、現在29歳のコンボガード。2017年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズに全体29位で指名され、長らくチームを支えたベテラン陣の引退に伴う過渡期を主力ガードとしてけん引した。その後、2021－22シーズンの途中でセルティックスへトレードで移籍し、翌シーズンからは先発に定着する。 　新天地ではディフェンスの腕をさらに磨き、直近の2シーズンでは連続でオールディフェンシブチームのセカンドチームに選出。2023－24シーズンは攻防両面でのスタッツを向上させ、1試合平均15.2得点4.2リバウンド5.2アシスト1.0スティール1.2ブロックをマークし、マルチな働きでチームに勝ち星をもたらした。 　今シーズンのプレーオフでは3ポイントシュート成功率で40.4パーセントと高水準を維持し、試投数も平均8.5本とチームの色である「3ポイント攻勢」を遂行。自身2度目となったファイナルでは5試合を通じて計17本の長距離砲を炸裂し、球団にとって16年ぶりとなるリーグ制覇に大きく貢献した。 　また、セルティックスはエースのジェイソン・テイタムとの5年3億1400万ドル（約505億5400万円）のスーパーマックス契約にも合意。優勝メンバーのキープを順調に進めており、次のシーズンでは1960年代以来のリーグ連覇に期待が寄せられる。