『私有地に座り飲食』『ゴミのポイ捨て』『物置の上で花火見物』今年の天神祭も迷惑行為が横行...マナー違反が続出「もう少しなんとかならんのかな」嘆く近隣住民
「立ち止まり禁止」エリアで写真撮影…物置に上る若者も
午後7時半、奉納花火が始まり、人々は一斉に花火がよく見えるポイントに移動。打ち上げ場所に近い桜宮橋は危険防止のため立ち止まっての観覧は禁止されていますが、大勢の人が立ち止まりカメラを向けています。その影響でなかなか前に進むことができません。 警察のほか、大阪天満宮などが約900人の警備員を動員して警戒にあたりますが、必死の呼びかけもむなしく、大勢が立ち止まって花火を見ています。写真を撮る人で道が完全に塞がれ、ベビーカーもなかなか前に進めません。橋の欄干にも大勢の人が座り込んでいます。 (橋の欄干に座る人)「(Q座ってはいけない場所ですが?)ここが一番見やすいから」 (警備員)「(Q欄干に座らないでと呼び掛けている?)はい。警察も呼び掛けています。でも聞かないです。どうしても花火が上がったら見たいから」 (観客)「礼儀がなってないですね。歩いたほうがいいですね。みんなが歩いたら感じがいいですね、流れてね」 さらに、物置の上に座って花火を見ている人も。高いところの方が見やすいためか、取材班が確認しただけでも5人が物置に上る、ビール片手に花火を見る若者もいました。 (物置の上にいる人)「(Q危なくないですか?)危なくないです」 激しい人ごみで気分が悪くなったのか、体調不良を訴える人も。25日の大阪の最高気温は34.5℃。消防によりますと、25日午後(正午~午後11時)、天神祭の周辺エリア(北区・都島区の一部)では、54件の救急出動があったということです。
コインパーキングやビル敷地内では“座り込み”も
午後8時半、その後も迷惑行為は続きます。コインパーキングには座り込んで飲食したり、たばこを吸ったりする大勢の人が。ビルの敷地内に電子たばこ片手に座り込んでいる女性2人組もいました。敷地に入らないようカラーコーンが設置されていますが、お構いなしです。 (ビルの敷地内に座る女性)「(Qビルの関係者の方ですか?)すみません、出ます(Qカラーコーンが設置されていますが?)そっちから入ったんで、すみません(Qたばこも落ちていますが?)・・・」 声をかけるとすぐ立ち去りましたが、たばこを置いて帰ってしまいました。 同じころ、会場に近い交差点は帰路につく人たちでごった返していました。そんな中、無理やり自転車に乗って通ろうとする人の姿も。多くの歩行者がいるにもかかわらず、強行突破を試みますが… (警備員)「ケガする!ケガする!降りて!」 (自転車の男性)「(Q自転車に乗ったら危ないのでは?)京橋行こうと思った。仕事遅れるやん」 混乱は深夜まで続きました。