「合間で練習してます」堂安律が明かしたヘッド弾の舞台裏。“怒りのジェスチャー”については「あまり文句は言えないですけど...」【現地発】
「僕たちが勝つに値したと思いますけど」
もちろん反省の弁も忘れない。後半は相手にチャンスらしいチャンスを一つも与えない試合運びながら、勝ち切れなかったのは事実なのだ。 「後半はちょっとオープンな試合展開になって僕もちょっとばててたんで、なかなかパワーを出し切れなかった。チームとしては、相手のチャンスも本当にあの1点のところだけだったんで。僕たちが勝つに値したと思いますけど、最後のクオリティが足りなかったなと思います」 今季も残り1試合で終わる。シーズン序盤は調子を崩したり、ポジションのコンバートもあったりといろんな経験をした堂安。前半戦は1ゴール・1アシストにとどまった。イライラが募った時期もあったことだろう。それでも自分と向き合い、取り組み、それを乗り越えてきた。 「今日はそれほど良かったゲームではないなって自分では思ってますけど、ただこうやって数字を残せる選手って悪いときでも残せると思うし、特徴だと思う。悪い中でもアシストとかゴールとか、そういうので絡めてるんで、そういうのは良くなっていると思います」 今季優勝したレバークーゼンの両翼にはアレハンドロ・グリマルド、ジェレミー・フリンポンという驚異のウイングバックがいた。攻撃でも守備でも重要なタスクをこなし、違いを生み出すプレーを積み重ねる選手だ。 世界のサッカーではこれまで以上にハイブリッドな選手が求められている。堂安はそうした舞台で戦うための大事なベースをこの2年間で築き上げた。そしてさらなる成長に向けて、その歩みを止めない。 取材・文●中野吉之伴
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