日本選手団の尾縣団長がボクシング性別騒動に言及「ルール内で行われているという認識。五輪後にはしっかり話し合わないといけない」
パリ五輪に出場している日本選手団の尾縣貢団長は５日、パリ市内で行われた女子ボクシングの性別騒動について言及した。「私たちも報道ベースの情報しか持っていないので詳細は申し上げられない」とした上で、「ルール内で行われているという認識で、それに対してコメントはできない。ただし、五輪後にはしっかり話し合わないといけない問題だと思う。しっかり国際情報を収集しながらＪＯＣとして、ある一定の見解や、活動を行わないといけない」と話した。 【写真】性別騒動の渦中にいるイマネ・ヘリフ 勝利し絶叫 今大会では、ボクシング女子で５７キロ級の林郁婷（台湾）、６６キロ級のイマネ・ヘリフ（アルジェリア）がいずれも準決勝に進出。３位決定戦がないため２人のメダル獲得が確定した。 ２人はいずれも昨年、国際ボクシング協会（ＩＢＡ）が主催した世界選手権で性別適合検査に不合格。今大会は国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）がパスポート上、女性だとして出場権を認めたが、ＩＢＡは「資格基準を満たしていない」との立場を示すなど対立している。
