50歳・介護士がヘルシーボディを披露 「年齢はただの数字、いつからでも輝ける!」
ボディコンテストと聞くと、過酷な減量を思い浮かべる人が多い。実際に食事管理は身体作りの大きな要素であるが、増量で苦しむ選手もいる。 【写真】根本真由美さんのヘルシーボディ 9月1日(日)に茨城・つくば国際会議場で行われた”健康美”をコンセプトにした人気ボディコンテスト『BEST BODY JAPAN(ベストボディ・ジャパン)2024茨城・水戸大会』の50~59歳クイーンクラスに出場した根本真由美(ねもと・まゆみ/50)さんは、今大会に向けて約10kgの増量を敢行。
「2023年の4月に大腸の緊急手術を受け、体重が10kg以上も減りました。お腹を下しやすく、体調も悪くて貧血気味だったので、大きな病気でなければいいなと思って診察を受けたら即手術、入院と言われました」 術後の体重はなんと36kgまで減少。食べることも大変な毎日だったそうだが、この大会に向けて健康な身体づくりをモットーに、たった1年半で術前の体重まで戻したという。 「術後の2週間は食べることが精一杯で泣きながら食べていましたが、今ではしっかりと食べられるようになってきました。最近はタンパク質を十分に摂るために牛肉を食べることが多いです。牛肉を食べると元気になるので、トレーナーの先生と相談しながら進めています」 様々な大会でも入賞経験があるという憧れのトレーナーの指導のもと、1年前から本格的にトレーニングを開始。それまで運動経験がほとんどなかった根本さんも、健康の大切さを考えて、改めて自分の身体と向き合うことに。 「目標を立てることが重要だとアドバイスをもらいました。トレーナーさんのようになりたいと憧れを抱いていたので、コンテストに挑戦することに決めました。歩き方の基礎や表情といった、基礎から学べるコンテストはとても魅力的でした」 介護士として大会前日は20時まで仕事をこなし、大会翌日も朝から仕事。つい先日まで大病を患っていたとは思えないパワフルさと明るい笑顔で、周りからはいつも楽しそうだと言われる根本さん。
「年齢はただの数字、いつからでも輝ける!という言葉を胸に、これからもトレーニングに励んでいきたいと思います。運動経験はまだまだ浅いですが、もう苦しい思いをしないようにも健康第一で無理なく続けて、介護の現場でも皆さんにパワーを与えられる存在であり続けられるように頑張ります」
取材:林健太 撮影:舟橋賢