<上海だより>中国で生きる力、エネルギーを蓄える上海の朝ごはん
さらに、日本であまり認知されていないのが、アヒルの腸や胃、血の塊、そして油揚げと春雨、パクチーのスープ・老鴨粉絲湯(ラオヤーフェンスータン)です。これは本来南京で有名な料理ですが、上海と南京は近いためか、上海でも定番料理の一つで、出汁がよく出ているお店のスープはとても美味しいです。このスープと小籠包を一緒に食べるととても相性が良く、お昼までお腹が空くこともありません。 このように一気に並べてみるとかなりヘビーなものが多い気もしますが、アクティブな中国人のエネルギーを生むのはこうした朝ごはんなのかもしれません。もちろん、油が多いので、日中に中国茶を飲み、油を流すことは必須であることは追記しておく必要があるでしょう。上海滞在時の朝ごはんはホテル食ではなく、ぜひ街中を歩いてみてください。きっとお気に入りの路面店が見つかるはずです。