メジャーでも成功する? 巨人からMLB入りした歴代選手(6)セ界初の”挑戦者”
メジャーリーグでは、ロサンゼルス・ドジャース入りが決定した大谷翔平をはじめ、多くの日本人選手が優れた活躍を見せている。近年は特に多くのNPB戦士が海を渡り、MLBへ挑戦する例が増えている。長い歴史を持つ読売ジャイアンツも、多くのメジャーリーガーを輩出している。そこで今回は、巨人からメジャー移籍した選手を紹介したい。 【写真】巨人、ポジション別・歴代最強選手たち
柏田貴史
・投打:左投左打 ・身長/体重:179cm/82kg ・生年月日:1971年5月14日 ・経歴:八代工 ・ドラフト:1989年ドラフト外 セ・リーグ球団出身では初めての日本人メジャーリーガーとなった柏田貴史。野球留学をきっかけに異例のメジャー移籍を果たした。 1989年ドラフト外で読売ジャイアンツに入団した柏田。プロ4年目の1994年に一軍デビューし、プロ初勝利を記録した。 しかし、その後は登板機会を増やせず。1996年は8試合の登板にとどまるなど、思うような結果を残せないシーズンが続いた。 1997年2月に野球留学でニューヨーク・メッツのスプリングトレーニングに参加。そのまま契約を勝ち取り、メッツ移籍を果たした。 同年5月にメジャーデビューを果たすと、35試合登板で3勝1敗、防御率4.31を記録。オフに自由契約となると、メジャーの複数球団からオファーがあったものの、翌1998年から巨人への復帰を決断した。 1999年には自己最多の52試合に登板すると、翌2000年は50試合登板で防御率2.89をマークし、リーグ優勝に大きく貢献。その後も貴重な左の中継ぎとして活躍を続けた。
ベースボールチャンネル編集部