【MLB】Dバックスがケッシンジャー獲得へ アストロズからDFAの内野手 昨季は21打数ノーヒット
日本時間1月8日、米メディア「ジ・アスレチック」のチャンドラー・ローム記者とケン・ローゼンタール記者が報じたところによると、ダイヤモンドバックスはアストロズからDFAとなっていたグレイ・ケッシンジャーをトレードで獲得したようだ。アストロズは対価として2023年ドラフト16巡目指名でダイヤモンドバックスに入団したマシュー・リンスキーを獲得する。昨季メジャーで23試合に出場したケッシンジャーだが、アストロズがクリスチャン・ウォーカーを獲得したことに伴い、DFAとなってロースター40人枠を外れていた。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のケッシンジャーは2019年ドラフト2巡目指名でアストロズに入団。祖父のドン・ケッシンジャーはメジャー通算1931安打、ゴールドグラブ賞2度、オールスター・ゲーム選出6度の実績を誇る名遊撃手である。 プロ入り以降、着実にマイナーの階段を上っていったケッシンジャーは、2023年6月にメジャーデビュー。この年は26試合に出場し、打率.200、1本塁打、OPS.614を記録した。メジャー2年目の昨季は初の開幕ロースター入りを果たしたものの、4月末に右肩の違和感で故障者リスト入り。5月に復帰したが、その後はメジャーとマイナーの往復を繰り返した。結局23試合で21打数ノーヒットに終わり、12月下旬、ウォーカーの加入に伴ってDFAとなった。 ケッシンジャーは内野ならどこでも守れるユーティリティ・プレーヤーであり、ダイヤモンドバックスでは内野のデプス要員としてスタンバイすることになるだろう。基本的にはマイナーAAA級でプレーすることになると思われるが、ダイヤモンドバックスは控えの層が決して厚くないため、メジャー昇格のチャンスはありそうだ。 アストロズが獲得したリンスキーは22歳の右腕。プロ2年目の昨季はマイナーのルーキー級、A級、A+級で合計22試合に出場して32回1/3を投げ、1勝1敗、1ホールド、防御率2.78、51奪三振を記録した。プロ入り後の2年間で奪三振率15.10をマークしており、制球面に不安が残るものの、三振奪取能力の高さが光る選手だ。