東京大学発の医薬品系スタートアップ企業が「かずさアカデミアパーク」に進出へ
チバテレ(千葉テレビ放送)
千葉県木更津市と君津市にまたがって立地し、国際的な水準の研究機関などが集積する「かずさアカデミアパーク」に、新たに医薬品の研究・開発企業の進出が内定しました。 千葉県庁を訪れたのは、医薬品の研究開発を行う東京大学発のスタートアップ企業「ペプチドリーム」とその子会社「PDRファーマ」の幹部で、熊谷知事にかずさアカデミアパークへの「進出希望申出書」を提出しました。 ペプチドリームはがん治療の分野で革新的な創薬技術を持っていて、かずさアカデミアパークには、その技術を使って、PDRファーマが放射性医薬品を製造する新しい工場の建設を予定しています。 2026年度に、圏央道が全線開通することを見据え、PDRファーマが持つ山武市内の工場や成田空港、それに羽田空港へのアクセスの良さなどがかずさアカデミアパークへの進出の決め手になったということです。 式典で熊谷知事は、「県内企業の振興や地域経済の活性化にも繋がることを期待している」と話しました。 今後、立地に向けた審査や手続きが行われ、工場の着工は2026年、本格的な稼働は2028年10月を予定しています。
チバテレ(千葉テレビ放送)