斎藤知事「ポスター制作依頼」PR会社に70万円支払い “騒動発端ブログ”は書き換えか
兵庫県の斎藤元彦知事が、選挙戦に関わったPR会社に対価を支払っていたことを認めました。公職選挙法には違反していないと説明していますが、専門家からは違法ではないかとないかという指摘も上がっています。 【画像】専門家が公選法違反を指摘「証拠隠滅とも」
■PR会社代表のブログに“におわせる文言”
斎藤知事 「私としてはポスターの制作など、そうしたことについての依頼はしている。そこで対価として70万円あまりを支払っている」 25日、PR会社への具体的な報酬金額を明らかにした斎藤知事。一方で、違法性についてはこのように説明しました。 斎藤知事 「私としては、公職選挙法に抵触するような事実はないと認識」 「(Q.(PR会社に)SNS運用を任せていて、知事の仕事を直接やっていたのでは?)SNSについては、あくまで斎藤事務所が主体的にやっていた。(PR会社代表は)ボランティアとして個人で参加されたと認識しています」 しかし、PR会社の代表が公開したブログには、仕事として請け負っていたことをにおわせる文言が…。 PR会社の代表 「私が監修者として運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計などを責任を持って行い、運用していました」 総務省は「選挙運動用ウェブサイトに掲載する文案を主体的に企画作成させる場合、報酬を支払うことは買収にあたり、選挙違反になる恐れが高い」と指摘しています。
■選挙期間前に打ち合わせた写真
ブログには、2つの疑問点があります。 斎藤知事とPR会社の代表らが写った1枚の写真。知事の前に置かれたパソコンの画面には「県知事選挙SNS戦略」という文言が映し出されています。 これについて斎藤知事は、次のように述べました。 斎藤知事 「(Q.(PR会社代表の)事務所に行って、その広報について契約を結んだのでは?事前運動があったんじゃないですか?)9月の末ごろに一度、事務所のほうに伺ったということは事実で。そこでSNSなどの考え方について、ご意見を伺いましたけど、あくまで斎藤元彦、それから斎藤事務所として依頼をしたのはポスターの制作などです。いずれにしても、この件につきましては代理人弁護士に対応をお願いしております。そちらのほうに、またお問い合わせ頂ければ」