アップダウン激しい通学路を市長が視察 「熱中症の懸念」「スクールバスも検討」
奈良県香芝市の三橋和史市長が19日、市立関屋小学校(同市関屋北)の通学路を視察した。同小は住宅が密集する高台に位置しており、一部地域の通学路はアップダウンが激しいのが特徴。三橋氏は「大人が歩いても厳しい通学路だ。特殊性を考えて支援を検討したい」などと話した。 【イラストでみる】熱中症予防のポイントは? 三橋氏はこの日、市職員らとともに同小を出発し、近鉄関屋駅を経由して約3キロを歩きながら、急な下り坂にある歩道や関屋駅の踏切などを確認した。途中の住宅地では、住民から「見通しが極めて悪いカーブがあり、登下校中の子供が危険」などと説明を受けていた。 同校の児童のうち最も長い通学距離は2・9キロという。三橋氏は「大人でも時間がかかった。ランドセルを背負っての通学はしんどいと思う」と感想を述べ、「夏の熱中症の懸念もある。スクールバスも含め、できることを検討してみたい」と話した。