辻希美「体力の限界にキッチンで寝転がる……育児に仕事に忙しい皆さん、無理は禁物ですね!」
踊り続けたリハーサル後、体力の限界がきて思わずキッチンの床に寝転がり……
今回、リハーサルはたった1日。時間も短かったため、誰もが緊張感を持って臨んでいました。結果的に休憩もさほどとらず3時間くらい踊り続けたため、体力の消耗がヤバかった! 帰宅後、夕飯をつくっているときにはもうヘロヘロ。立っているのもやっという状態でした。ごはんをつくり終えて、子どもたちがくるまでのほんのちょっとの間に(「ごはんできたよー」と呼んでからのわずかな間)、もうダメだ、となってキッチンの床に寝転がっちゃいましたから。あと数歩も歩けばリビングルームなのに、そこにはソファーがあるとわかっているのに、そこまでの10歩さえ動きたくない、いや、動けないという感じでした。 家族が集まったところでなんとか起き上がって料理を盛り付け、そのあとも瀕死状態で片付けをしました。ああ私も体力が落ちたなあ、こんな状態で本番は大丈夫なのかなあ、と頭の片隅でよぎりましたが、そのときは母業務をやり終えることに精一杯でした。振り返って考えてみると、実は本番の出演時間は30分足らず。その準備のための練習がいちばん大変なのでした。たまにですからね、こういうこともありますけど、母業と仕事と大変な皆さん、無理は禁物です!!
旦那さんから「ちょっと遅れるかもしれないけれど、絶対観に行くよ」と意外な反応が!
今回のコンサートは、東京のわが家からちょっと離れた横浜アリーナで、しかも平日夜の公演。それに夏のときと違って、あくまでもゲスト出演ということもあり、家族には「またコンサートがあるよ~」とふわっと伝えてみました。子どもたちから「行きたい!」と言ってきたらどうにか対応しようと思っていたのに、「へぇ」「そうなんだ」という、うっすーいリアクションで。おうち待機が即決定しました(苦笑)。 けれど旦那さんは、「前の仕事が千葉で…… そこから横浜に行くと、ちょっとスタート時間には間に合わないかもしれないけど、行くね!!」とノリノリ。「え? 来るの?」と心の中で思ってしまったことは秘密ですが(笑)、ありがたくも応援に駆けつけてくれました。もう一人、「行きたい!」と即答してくれたババと一緒に、最前列で鑑賞してくれた“そうです”。 なぜ、“そうです”という表現になるのかというと、実は当日、二人にまったく気づかず、思い切り目の前をスルーしてしまったからです(苦笑)。そんなお話も含めて、また次回、コンサート本番の舞台裏についてお話させていただきます。ぜひ、おつきあいください!
辻希美●つじ・のぞみ:1987年6月17日生まれ。東京都出身。2000年、モーニング娘。の第4期メンバーとして選ばれ、デビュー。2004年に同グループを卒業してからも、数多くのバラエティ番組に出演。2007年に結婚し、出産・育児の為、休業。現在4児の母親として育児の傍ら、 TV・イベントに出演のほかアメブロ&インスタを日々更新中!