シャビ・シモンズがバイエルンからのオファーを拒否 ライプツィヒ残留が決定的に
昨季ブレイクの21歳
ライプツィヒ所属のオランダ代表MFシャビ・シモンズをめぐってはバイエルン・ミュンヘンが以前から獲得に興味を示しているとされていた。しかし、同選手はライプツィヒへの残留を決断したようだ。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 EURO2024準決勝イングランド戦で決めたシャビ・シモンズのゴラッソ 2003年4月生まれで現在21歳のシモンズは昨シーズン開幕前にパリ・サンジェルマンから期限付き移籍でライプツィヒに加入。すぐにレギュラーポジションを奪取し、公式戦43試合に出場して10ゴール15アシストを記録。チャンスメイクだけでなく自ら得点も奪えるサイドアタッカーとして活躍したことで、バイエルンが今夏の獲得候補にリストアップしていた。 シモンズの獲得に向けてバイエルンは数週間前からパリ・サンジェルマンと交渉を重ね、シモンズともコンタクトを取っていた。しかし、『Bild』によると、ビッグクラブへのステップアップよりもレギュラーポジションが確約されているライプツィヒで経験を積むことを重視したシモンズに移籍の意思はなく、3日(現地時間)の夕方頃に同選手が自らバイエルンのヴァンサン・コンパニ監督とマックス・エバール取締役に電話でライプツィヒ残留の意向を伝えたという。 出場機会を重んじるシモンズは、バイエルン同様にスター選手の揃うパリへの復帰も望んでいないことから、パリとライプツィヒはレンタル期間の延長で合意し、あとはシモンズによる契約書へのサインを残すだけとなっているとも同紙は伝えている。 昨シーズンは開幕前にクリストファー・エンクンク(現チェルシー)、ヨシュコ・グヴァルディオル(現マンチェスター・シティ)、コンラッド・ライマー(現バイエルン・ミュンヘン)ら主力選手が相次いで移籍したライプツィヒだが、今年は現時点で主力選手の流出はなく、このまま行けば昨季なみの戦力で新シーズンに臨めることになりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部