【エミレーツNBAカップ】第2回大会はバックスが制覇 トリプルダブル達成のヤニス・アデトクンボがMVP
日本時間12月18日(現地17日)、エミレーツNBAカップの決勝がラスベガスのTモバイル・アリーナで開催され、ミルウォーキー・バックスが97-81でオクラホマシティ・サンダーを破った。MVPにはバックスのヤニス・アデトクンボが選出された。 アデトクンボは36分プレイして26点、19リバウンド、10アシストとトリプルダブルを達成。さらに、2スティール、3ブロックと縦横無尽な活躍を披露した。さらにデイミアン・リラードも3ポイント5本を沈めて23点、4リバウンド、4アシスト、1スティール、ブルック・ロペスも13点、9リバウンド、途中出場のギャリー・トレントJr.も20分で13点をマーク。体調不良で欠場となったクリス・ミドルトンの穴を埋めて見せた。 アデトクンボは、「チームにとって素晴らしいことだ。僕たちは良くなっている。より良いチームとなってベガスを去ることができるんだ。このグループを誇りに思うよ」と、チームの成長を喜んだ。 サンダーはバックスを97点に抑えたように懸命なディフェンスが見られたが、チーム全体でFG成功率33.7%、3ポイントが5/32で15.6%とシュートが不発だった。とりわけ後半以降はわずか31点。サンダーはNBAカップ決勝までの今季最低得点は99点だったが、一気に記録を更新することとなってしまった。 サンダーのマーク・デイグノートHC(ヘッドコーチ)は、「ペイント内では相手を上回れたが、オフェンス面ではタフな夜だった。しかし我々はここから学び、前進する」と、この日の敗戦を次に生かすと誓った。 今回の優勝でバックスには約30万ドルのボーナスが支払われる。1人当たりに換算すると51万4971ドルで、サンダーの選手は1人20万5988ドルを手にする。なお、この試合の勝敗とスタッツはレギュラーシーズンにカウントされない。 今季バックスは2勝8敗と苦しいスタートとなったものの、その後調子を上げていたなかでNBAカップ決勝を迎えていた。この日の優勝により、直近16試合で13勝を挙げたこととなる。 バックスのドック・リバースHCは、「優勝はチームが団結した副産物。でもまだやるべきことがある」とコメント。アデトクンボも「まだ仕事は終わっていない」と、今後も続いていくレギュラーシーズンに早くも照準を合わせていた。またリバースHCは、昨季ロサンゼルス・レイカーズのヘッドコーチとしてインシーズン・トーナメントを制覇しているダービン・ハムAC(アシスタントコーチ)の提案で、試合後のシャンパンファイトを行なわなかったと明かしている。
NBA Rakuten