Sosa Metalworks初の電動バイクカスタム そこに込められた創り手の想いとは?
■Sosa Metalworks/クリスティアン・ソーサ氏
「Ryvidプロジェクトでは、ほとんどの作業を手作業で行いましたが、設計と製作のプロセスには、これまでやったことのない高速切削CNCテーブルも取り入れました。すべてのパーツをカットした後、パワーハンマーで手作業で成形しましたが、ハンマーで叩くのは時間がかかるけど、自分のゾーンに入ることができるため、この工程で一番好きな部分なんです。 この技術のおかげもあって、同カスタムは設計を含めて3週間ほどで完成しました。 カスタムバイクを製作していると、たまに想像以上にいいものができることがあります。バイクを組み立てているとき、こんなにうまく組み立てられて、こんなによく見えるなんて......と。クラシックな雰囲気がありながら、ラインによってとてもアグレッシブで、少し未来的な印象を受けると思います。 私は昔からモーターサイクルが大好きで、それは私にとって常にガソリンエンジン車が常でした。 しかし、Anthemに乗って、ガソリンエンジン車よりも実際の走りに集中することを学びました。まったく違う乗り方になります。キックスタートで動くバイクに乗るのも好きですが、バイクに飛び乗ってスロットルをひねるだけで動き出すのにも美学があると思います。
Anthemはとても軽い(313ポンド/約142km)ので、乗っていて本当に楽しいですし、重量をできるだけ軽くするためにアルミを使ったのも、そのためです。 私は一度に1台のバイクしか作りません。プロジェクトからプロジェクトへ飛び移ることはほとんどありません。ひとつのプロジェクトが完成するまで集中したいんです。 通常、クライアントの予算に合わせて作業するので、それにかけられる時間を計ることができます。しかし、決して手抜きはしません。この仕事を25年以上やってきて、その経験の利点のひとつは、身につけた技術によって物事をより早くこなせるようになり、身につけた道具や機械によってさらにスピードアップできるようになったことです。これらのおかげで、デザイン面や職人技により多くの時間を割くことができるのです」。 ※ ※ ※ ベースモデルを問わず、自身が育んできた技術を注ぎ込むことで得られた個性的なスタイル。そこからは創り手のものづくりに対する実直な姿勢が強く伝わってきます。
バイクのニュース編集部