20日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場（気配値）は、日経平均株価の切り返しなどを受けて、1ドル＝158円台前半で強含み。午後3時現在は、158円09～10銭と前日（午後5時、157円74～75銭）比35銭のドル高・円安。 　午前は、祝日明けとなる米国の長期金利が時間外取引で上昇したほか、五・十日による国内輸入企業の買いでじり高となり、158円10銭付近へ上昇した。 　午後は、日経平均の切り返しや、2007年以来の高値となった豪ドル円などクロス円の上昇にサポートされ、158円20銭付近へ上伸したが、その後は158円10銭台で伸び悩んだ。 　ドル円は、特段の買い材料は見当たらないものの、14日の高値158円25銭を巡る攻防となった。ただ、祝日明けの米国市場の動向を見極めたいとのムードが強いほか、政府・日銀による介入警戒もあり、「（ここからは）上昇ピッチは緩やかになる」（外為仲介業者）とみられている。 　欧州時間に、スイス中銀と英中銀が金融政策を発表する。結果を受けて、スイスフランや英ポンドが動き、ドル円も上下に振れる可能性がある。 　ユーロは正午に比べ対円で強含み、対ドルはもみ合い。午後3時現在は、1ユーロ＝169円74～77銭（前日午後5時、169円36～37銭）、対ドルでは1．0737～0737ドル（同1．0737～0737ドル）。