川村調教師死去 管理馬で87勝の和田竜が追悼「騎手として乗ることができているのも川村先生の支えのおかげ」
JRAは14日、川村禎彦調教師=栗東=が10日に病気のため死去したと発表した。66歳だった。1978年に栗東・長浜彦三郎厩舎所属の騎手としてデビュー。439戦48勝の成績を残して、87年に引退。調教助手を経て、95年に調教師免許を取得した。調教師としてはJRA通算7311戦426勝。重賞は16年東海S(アスカノロマン)など3勝を挙げた。 川村師の訃報を受け、和田竜二騎手(47)=栗東・フリー=が追悼のコメントを寄せた。 「私がデビューする前からお世話になり、30年に渡り支えていただいた大好きな先生です。吉永猛先生のあとを継ぎ、師匠の流儀を最後まで貫く姿を尊敬していました。長年の感謝を川村先生に直接お伝えできず、この場をお借りして感謝申し上げます。まだ騎手として乗ることができているのも、川村先生の支えのおかげです。本当にありがとうございました。寂しいです。ご冥福をお祈り申し上げます」 和田竜は川村厩舎で1096回騎乗、87勝と騎手最多。今年2月の雲取賞ではブルーサンに騎乗して、川村師最後の重賞(Jpn)制覇を果たした。 なお、川村厩舎の管理馬35頭は14日付で栗東・庄野厩舎へ転厩した。