ボーイング、16年ぶりスト 賃上げ幅巡り労働協約否決
【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングの労働組合は12日、執行部が会社側と暫定合意した25%の賃上げを軸とする新たな労働協約を否決し、13日からストライキを実施することを決めた。ロイター通信によると、ストは16年ぶり。 米西部ワシントン州シアトル郊外の工場などが13日から操業を停止する。小型機「737MAX」などの生産に影響が出るとみられる。 会社側と組合の執行部は8日の労使交渉で過去最大規模の賃上げや、医療費負担の軽減などで暫定的な合意に達していた。しかし当初目指していた40%の賃上げが縮小したことに組合員が不満を募らせ、合意案には約95%が反対し、約96%がストに賛成した。