ビザ・キャッシュアップRBは今季速い? 識者が予見&大注目「ツノダとリカルドの対決が楽しみ。敗れたほうがキャリアを失う」|F1
2024年、アルファタウリはビザ・キャッシュアップRBという名称へと変わった。 ドライバーは前年から同様に角田裕毅&ダニエル・リカルドのラインナップとなるが、F1の識者は同チームが2024年、大幅に戦力アップするのではないかと見ているようだ。 かつてナイジェル・マンセル氏のマネージャーを担当。ウィリアムズやフェラーリの幹部としても働き、その後F1ジャーナリストとして長年活動しているピーター・ウィンザー氏は『F1』公式の『ポッドキャスト』を通じて「私はツノダとリカルドの対決に興味がある」と語った。 「もしツノダがリカルドに勝てなければ、彼のF1キャリアはここでなくなってしまう。それはリカルドも同様で、ツノダを上回る必要がある。要するに敗れたほうがキャリアを失うことになるだろう」 F1で4年目を迎える角田。前身のトロロッソ&アルファタウリを通じて同チームで4シーズン以上続けて走ったドライバーはこれまでない。その角田にとっても、レッドブル再昇格を目指すベテランのリカルドにとっても、2024年は正念場になるとウィンザー氏は見識を示した。 また、アルファタウリから新チーム名となり、競争力もこれまで以上に増すのではないかとの期待も込めた。 「あのクルマはおそらくかなり良くなるはずだ。ビザ・キャッシュアップRBになって、レッドブルとの連動性がより増すだろうからね。クリスチャン・ホーナー(レッドブル代表)も大きな役割を担うはずだ」 「それにあのチームには優秀な人材が何人もいる。そしてさらに技術面で強力なスタッフを迎え入れようとする動きもあるし(※現地時間1月29日、ビザ・キャッシュアップRBは新たに幹部が外部から加入したと発表。ティム・ゴス氏がチーフテクニカルオフィサー、ギヨーム・カッテラーニ氏が副テクニカルディレクター、アラン・パーメイン氏がレーシングディレクターに就任すると明らかになった)、上積みも大きいはずだ。私が思うに、あのチームのマシンが遅いとは想像できないよ」
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