「中古ウェッジ」購入で失敗をしないコツとは? ヒントはシャフト選び
メーカーで統一すれば大丈夫…とは言えないから注意
流れを重視するなら同じメーカー、同じモデルを選ぶことをオススメする。例えば人気のあるタイトリストのボーケイウェッジは「SMシリーズ」と「ボーケイ フォージドシリーズ」を展開。それぞれ最新モデルが出るたびに、ヘッド形状、ソール形状が違和感なく継承されているので、ロフト52度は「SM8」、58度は「SM9」といった具合に同一モデルで年式が違っても大きな問題はないだろう。 しかし、モデルが変われば話は別だ。ボーケイフォージドはヘッドサイズがSMシリーズより少し大きく、オフセットが少しついていて、ヘッド重量も違う(軽い)ので、SMシリーズと混在させるときはじっくりテストしてからにしよう。フルショットを多用するロフト角の小さい番手はボーケイフォージド、大きい番手はSMシリーズというのはアリだが、その逆はロフト角の小さい番手を重く感じてしまうため筆者はオススメできない。中古価格は「SM9」(2022年)と「ボーケイフォージド」(2021年)どちらも1万円台前半からと、お買い得感が出てきた。 他社でも例えばクリーブランド「RTX」、ピンの「GLIDE」なども同じモデルなら年式違いで組み合わせても違和感は少ないだろう。
ソール形状の情報収集を忘れずに
タイトリスト、ピン、クリーブランドなど老舗のウェッジにはソール形状に種類が多く、ビギナーはどれを選ぶべきなのか悩むだろう。ソール形状は同じで、バウンス角違いを多数用意しているメーカーもある。各社のウェブサイトなどで、ソールとその意図を詳しく説明しているので、中古モデル購入の際も参考にしたい。 例えばピンのGLIDEシリーズでは、スタンダードなSグラインド、ミスに強いワイドソールのWグラインドは安全。「s159」(2024年)が発表され、価格も手頃になった「GLIDE4.0」(2022年)は1万円台前半から見つかるだろう。AWに当たる番手はスタンダードソール、SW相当の番手はワイドソールというのもアリ。