「中古ウェッジ」購入で失敗をしないコツとは? ヒントはシャフト選び
最近はキャディバッグに単品ウェッジを3本以上、入れるゴルファーが増えてきた。実は中古のウェッジ購入は新品を選ぶよりも制約が多く、注意が必要だ。今回は失敗しないために気をつけて欲しいポイントを説明しよう。 【画像】「切り返しで手の力はゼロ」U-25世代スイングセルフ解説/杉浦悠太
肝心なのはシャフト選びと“統一感”
単品ウェッジを組み合わせて使う場合、妥協しないで欲しいのがシャフト選び。まずはアイアンセットに装着されているシャフトを調べてほしい。同じシャフトを選ぶと、挙動が変わらないためショットの成功確率が高くなる。もちろん硬さもしっかりチェック。ウェッジはシャフト自体が短い分、硬く感じやすいので、1フレックス軟らかいシャフトを入れるプロもいるが、まずは同じものを試してほしい。
用途に応じてシャフトを選ぶのもアリ。フルショットを多用するAWはアイアンセットと同じにして、コントロールショットやグリーン周りからのアプローチ中心のSWだけ違うシャフトを挿す選び方も知っておきたい。 ウェッジに入っているシャフトがメーカー純正モデルの場合は一考の余地あり。特性が分かりにくいので、打った感触から類推して、アイアンと似ているものを選びたい。避けて欲しいのは、アイアンよりも軽いシャフトが装着されているウェッジ。距離の短いショットでは、ある程度の重さを感じられないとクラブをゆっくり動かしにくい。アイアンのシャフト重量を基準として、同じか、10~20g重いものを選ぼう。
ウェッジにはコレ!というシャフトを見つける
長年ゴルフをやっていると、「このシャフトが入っているウェッジと自分は相性が良い」という一本に巡り会うものだ。「ウェッジはトゥルーテンパーのダイナミックゴールドS200に限る!」という自分なりの“決め”があれば選びやすい。慣れというのは時にセオリーを超えるので、感覚を最優先することもまた正しい。 フィッティングスタジオで話を聞くと、ウェッジのシャフトフィッティングは利用者の満足度が高いという。シャフトによって、アプローチショットへの影響が想像以上に出るからだ。重さや硬さ、特性でかなり違う。シャフトメーカーはスチール、カーボンを問わず「ウェッジ専用シャフト」を多く販売している。「このシャフトなら大丈夫」という一本が見つかれば、ウェッジ選びの“成功率”が極端に上がる。 そのウェッジ専用シャフトを採用したのがフォーティーン「DJ-5」(2021年)。90g台のスチール、60g台のカーボンシャフトを用意している。1万円前後で見つかるだろう。