福山翔大が1年間におよぶ過酷なトレーニングを重ねて挑んだ壮絶格闘技シーンのメイキングが公開 映画『若き見知らぬ者たち』
『佐々木、イン、マイマイン』で新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作、映画『若き見知らぬ者たち』。この度、本作で、主人公(磯村勇斗)の弟役を演じる福山翔大が全身全霊で挑んだ格闘技シーンのメイキング映像が公開された。 風間彩人(磯村勇斗)は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平(福山翔大)も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人の日向(岸井ゆきの)との小さな幸せを掴みたいと考えているが、彩人の親友の大和(染谷将太)の結婚を祝うつつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常はもろくも奪われてしまう。 そしてこの度「何が何でも、この物語を届けたい。」と本作の脚本に強く惹かれ、1年に及ぶトレーニング期間を必要とする格闘技選手役を務めた福山翔大が挑んだ、7分1カットの格闘技シーンのメイキング映像が公開された。 ジムに通い、食事制限を課し、生活が一変したという福山は「全てを懸けられる作品に出会えた喜びのほうが勝った」と、並々ならぬ想いで壮平役に向き合った。総合格闘技シーン撮影を実現させるため、日本屈指のブラジリアン柔術・総合格闘技のジムとして知られるトライフォース柔術アカデミーと、日本修斗協会が全面協力。2022年10月、福山はクランクインの1年前に内山監督とともにトレーニングを開始。序盤は寝技の習得から開始し、日々鍛錬を重ねた。並行してウェイトによる肉体改造も行い、数か月をかけて地道なトレーニングを続けていく。さらに試合シーンは修斗の元環太平洋チャンピオン・佐藤ルミナが監修を担当した。 内山監督と佐藤によって練られた試合内容の型に沿ってトレーニングを本格化させたところ、福山の才能が開花。佐藤からも日本一の選手になれる逸材だとお墨付きをもらうに至った。メイキング映像では、劇中最大の見せ場となる1カット7分に及ぶ長回しで撮影された総合格闘技マッチの裏側が映し出される。また、撮影に入るまでのトレーニング風景や、福山が試合シーンに臨む前のインタビュー、対戦相手役のプロの格闘家ファビオ・ハラダ選手と入念に動きをチェックする様子などが収められている。 映画『若き見知らぬ者たち』は2024年10月11日(金)より全国公開。
otocoto編集部