次期朝ドラ『おむすび』緒形直人・キムラ緑子・新納慎也ら神戸編キャスト6名解禁
<キャストコメント全文>
■内場勝則 主人公の結ちゃんの幼少期に住んでいた神戸の商店、なぜかいつも事あるごとに米田家の理髪店に集まる、大きな問題、小さな問題、そして何もなくても集まる、ピーチクパーチク喧嘩するほど仲がいい商店街をこよなく愛する人々、微笑ましくたくましく、明るく元気な、こんな商店街のおっちゃんおるおる、いややっぱりおらんで。そんなおっちゃんを目指していきたいです。 ■内海崇(ミルクボーイ) あ~ありがとうございますー! 今、朝ドラ「おむすび」の出演オファーをいただきましたけどもね! こんなんなんぼあってもいいですからね! ということで、初めて朝ドラに出させてもらいます! 放送を楽しみにしていただきたいんですが、角刈りで良かった!と心から思える役でした! 絶対見てください! 見てくれないと、俺は動くよ! ■岡嶋秀昭 また朝ドラに出演させていただくことを大変光栄に思っております。 『おちょやん』の時の役名は、福松。今回は福田康彦、福ちゃんです。たまたまだとは思いますが、不思議な縁を感じております。 ギャルと栄養士? と思われるかもしれませんが、とてもシンプルで大切なメッセージが描かれている作品だと思います。豪華な共演者の皆様、スタッフの皆様と力を合わせて、おむすびのようにほっこりとした朝をお届けできるよう、ちょっと懐かしい平成を懸命に生きたいと思います。
■制作統括・宇佐川隆史
【神戸編について】 “朝ドラ”は、見た人の1日を元気にし、明日へと希望をつなぎ、人生を豊かにするもの。そんな“朝ドラ”で、真正面から震災を描いてもいいのか。きっと見ることが出来ない人もいるのではないか。制作チームの間で何度も話し合う中で、様々な葛藤がありました。 それでもなお、阪神・淡路大震災からまもなく30年となろうとする今こそ、“朝ドラ”で震災を描く意味があるという結論にいたりました。かつて起こった出来事を、決して忘れないこと。そして今も被災されている方々の苦難を、他人事ではなく、自分事として感じてもらうこと。“朝ドラ”だからこそ、それが叶えられるのではないかと考えました。テレビの向こうで、かつての悲しみや辛い思いに寄り添い、未来への願いへとつながってほしいという、祈りにも似た強い覚悟で『おむすび』というタイトルをつけました。 また、事前にここまでドラマの内容を告知することについても、様々な意見がありました。しかし、不意に震災の様子を目にしてしまい、震災経験者の方々、さらには今も避難されている方々を傷つけてしまうことを、できる限り避けたいという思いから、今回、このような形で発表させていただきました。 主人公が震災で何を感じ、その後の人生に影響していくのか――詳しくはまだお話できませんが、米田結は後に栄養士となり、食の知識で心と体を支え、人々の未来を結んでいきます。『おむすび』というタイトルに込めたこの思いが、少しでも皆さんの心に届けられるよう、チーム一同、全力で制作したいと思います。 【神戸編キャストについて】 神戸編の脚本づくりをする中で見えてきたものは、「人」でした。震災を通して、人という存在のはかなさや弱さも感じれば、底知れぬ強さを感じたりもする――そうした「人そのもの」を、(誤解を恐れずに言えば)愚直に、全身で表現していただける方々に、光栄にも演じていただくことができました。 靴店店主・渡辺孝雄は、口下手で頑固だが、一途で繊細な心を持っている職人。人としての強さと弱さ、その両方を抱えた難役を、緒形直人さんに演じていただけることになりました。緒形さんは、まさに“全身全霊”という言葉がふさわしい方。方言の練習1つとっても、“神戸で生きてきた人になる”という思いが強くあふれていて…役に全力で向き合うお姿は、職人魂を持つ孝雄そのものです。 惣菜店を営む佐久間美佐江は、いつも元気に商店街の皆を奮い立たせてくれるムードメーカーです。演じていただくキムラ緑子さんは、私達もかねてから全幅の信頼を置いているお方です。現場でも私達をいつも笑顔にしてくれ、美佐江さんと同様、非常にパワフル! 一方で、避難所ロケの際には、被災経験者の方に積極的に話しかけられたりと、誠実に向き合っていらっしゃいました。 神戸市職員の若林建夫は、神戸が好きで、地元のために尽力したいと思っている人物です。 演じていただく新納慎也さんは、神戸市出身。『ブギウギ』に続いて朝ドラ2年連続出演ですが、どうしてもこの若林を新納さんに演じてほしいとお願いしました。お芝居は本当にキュート。決して派手な役ではありませんが、新納さんの神戸愛、そして神戸ことばを、若林を通して感じてください。 一方、テーラーの高橋要蔵役は内場勝則さん、小学校教師・大崎役はミルクボーイの内海崇さんに演じていただきます。内場さんには、神戸の方々が持つ気品とおちゃめさを。内海さんには、真面目さがゆえのおかしみを、楽しんで演じていただいております。また、商店街のまとめ役・福田康彦を演じていただくのは、連続テレビ小説でもおなじみの、岡嶋秀昭さん。主人公の父・聖人を陰ながら支え続ける、よき隣人を温かく演じていただきました。 そして今回、避難所でのシーンを撮影するにあたり、毎日100名以上もの神戸の方々に、エキストラとしてご出演いただきました。実際に避難所生活を経験された方も、当時まだ生まれていなかった若い方も、私達と一緒にこの物語を伝えようと演じてくださったこと、心から感謝申し上げます。