書、墨絵、詩歌の作品を披露 「名知らぬ一隅の三人展」八戸市美、30日から
八戸市の木村友美さん(書)、中居勝男さん(墨絵)、南部町の成田雅子さん(詩歌)の3人による「名知らぬ一隅の三人展」が30日から、八戸市美術館ギャラリー2で開かれる。さまざまな縁でつながった3人が、それぞれの作品や合作を披露。「長年にわたって取り組んできた成果を見てほしい」と意気込んでいる。 展示会は、木村さんの妹和子さんが呼びかけて企画。和子さんは「『普通の人』である3人が集まって、大きなつながりができた。作品を通して、それぞれの人生を感じてほしいと考えた」と話す。 会場では木村さんの書、中居さんの絵に合わせて成田さんが詠んだ短歌や俳句を添えて展示。3人による合作も披露する。 中居さんは「自分なりに納得できるものを描いてきた。墨絵について知ってもらう機会になったらうれしい」。成田さんは「2人の作品に合わせて、精いっぱい詠ませてもらった。ぜひ見ていただきたい」と語った。 障害がありながら書道を続けてきた木村さんの母明子さんは、「一生懸命取り組んできた証しを残したかった」と友美さんの思いを代弁した。 会期は12月2日まで。入場無料。時間は午前11時~午後5時(最終日は同3時)。
デーリー東北新聞社