WBAバンタム級王者・堤聖也、10年来の友人・比嘉大吾と世界戦「シンプルに楽しみたい」2・24激突
ボクシングの帝拳ジムが27日、東京都内で会見し、来年2月24日に東京・有明アリーナでWBA同級王者の堤聖也(29)=角海老宝石=と、元WBCフライ級王者・比嘉大吾(29)=志成=との世界戦を発表した。試合はAmazonのPRIME VIDEOが独占生配信する。 WBAバンタム級タイトル戦を行う王者の堤と挑戦者の比嘉は、高校時代から10年以上の友人関係。堤は10月に前王者・井上拓真(大橋)を名勝負の末に破って戴冠したが、比嘉は9月にWBO王者の武居をあと一歩まで追い詰めながら判定負け。2人は2020年10月にノンタイトルで対戦して引き分けたが、今回は対照的な立場で世界戦に臨むことになった。 「友達と世界タイトルマッチで戦うのはなかなかない。シンプルに楽しみたいと思います」と堤は対戦が待ち切れない様子。一方、9月の試合後に「やりきった」と引退を示唆した比嘉は現役を続行を決断。「世界戦をやれる話を聞いて。『オレ、やりきっていなかったです!』って」と笑うと、「アマなら友達同士でやるのは当たり前。お互いお仕事としてやります」と意気込んだ。
中日スポーツ