午前中の群島農業祭、午後のキビ1グランプリ来場を呼び掛ける県大島支庁農政普及課職員

　6年ぶり開催となる「第32回奄美群島農業祭」（奄美群島農政推進協議会主催）、昨年に続いて開催の「第2回キビ1グランプリ～サトウキビ頂上決定戦～」（奄美群島糖業振興会主催）が11月7日、いずれも奄美市笠利町の同市笠利農村環境改善センター（太陽が丘運動公園に隣接）である。農業祭が午前中、キビ1グランプリが午後からで、事務局の県大島支庁農政普及課は群島内からの来場を呼び掛けている。 　農業祭は午前9時から正午まで。地域農業の発展に功績のあった個人及び団体の表彰、農業関連テーマについての有識者による講演や事例発表を行う。事例発表は合同会社AMAMIバリュープロデュース・林晋太郎氏が「奄美地域の農業の持続的発展に向けたプロデュースについて」、記念講演は琉球大学農学部教授・杉村泰彦氏が「沖縄市場からみた奄美群島農産物の魅力・出荷の可能性について」。9市町村、大島支庁（4団体）などによる展示コーナーも設けられる。 　キビ1グランプリは午後1時から同4時まで。キビ栽培に関し優良事例の発表のほか、魅力「サトウキビ愛」を外部に発信（動画閲覧サイトに投稿）することで、島外からのU・Iターンを促進する。発表者として50歳未満で3年以上のキビ生産実績がある農業者を募集したところ、7市町（奄美市笠利町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、知名町、与論町）の7人がエントリー。7人がナンバーワンを競うが、それぞれ1人ずつ選ぶ最優秀賞には賞金30万円と表彰状、トロフィー、優秀賞には同10万円、表彰状が贈られる。 　キビ1グランプリの審査は行政関係者や有識者などのほか、会場観覧者もできる。観覧希望者が30日までに大島支庁にメールか電話（0997・57・7333）で観覧申し込みをすれば、先着100人に奄美大島特産品のプレゼントがある。当日は大島支庁や名瀬港などから会場間の送迎バス（問い合わせ電話は同じ農政普及課糖業畜産係）も準備している。同課は「キビ1グランプリは各自治体の対抗となることから、発表者の応援に多くの皆さんが来場してほしい」としている。