キエーザ&ヴラホヴィッチ弾でユヴェントスが先勝!鎌田大地が途中出場のラツィオは無得点で敗れる
現地時間2日、コッパ・イタリアは準決勝ファーストレグが行われ、鎌田大地の所属するラツィオは敵地アリアンツ・スタジアムでユヴェントスと対戦した。 直近のリーグ戦でも対戦した両者は、後半アディショナルタイムの劇的なゴールにより、ラツィオがトゥドゥール新監督の初陣を飾った。セリエAでは先発した鎌田だったが、中2日で迎えたコッパ・イタリアではベンチからのスタートとなり、ゲンドゥージ、ベシーノ、ザッカーニが中盤を組んだ。 リーグでの借りを返したいユヴェントスは12分、左クロスのこぼれ球をベシーノがクリアしようとしたところ、背後から迫って先にボールに触ったカンビアーゾが蹴られる形となりPKを獲得。しかしVARの結果、戻りオフサイドの判定によりPKは取り消された。 直後、ラツィオは足を痛めて治療していたザッカーニがプレー続行不可となり、イサクセンとの負傷交代を余儀なくされた。 早くも交代枠を一つ消費することとなったラツィオだが、試合のペースは徐々にラツィオへと傾いていく。40分には、右クロスをルイス・アルベルトが頭で合わせると、ふわりとしたヘディングがクロスバーを叩いた。 互いに無得点のまま迎えた後半、パトリックに代えてカサーレを投入したラツィオに対し、ユヴェントスが先にチャンスを作る。50分、カンビアーゾのスルーパスに抜け出したキエーザがゴール右へと流し込み、ユヴェントスが先制する。 さらに64分、マッケニーのダイレクトパスをエリア内右で受けたヴラホヴィッチが、対峙したカサーレを振り切って左足でゴール左へと沈めてユヴェントスが2-0とリードを広げた。 2点を追う格好となったラツィオは72分、L・アルベルトとインモービレを下げて鎌田とカステジャーノスを投入。さらに81分にはヒラに代えてヒサイを投入して交代枠を使い切る。 ユヴェントスも81分にキエーザとカンビアーゾを下げてユルディズとウェアを投入し、86分にはヴラホヴィッチを下げてキーンを投入して逃げ切りを図る。 鎌田は87分にイサクセンからの折り返しをペナルティーエリア手前で受けるが、上手くコントロールできず、バランスを崩してシュート態勢に入るもブロックされてしまう。さらにアディショナルタイムには、カステジャーノスのシュートのこぼれ球がエリア内に侵入していた鎌田の前に転がるが、左足でのシュートはブロックされ、手に当たってハンドを取られてしまった。 そのままラツィオの反撃をゼロに抑えたユヴェントスが、ファーストレグに先勝。セカンドレグは23日、スタディオ・オリンピコで行われる。 ■試合結果 ユヴェントス 2-0 ラツィオ ■得点者 ユヴェントス:キエーザ(50分)、ヴラホヴィッチ(64分)