ロシア、包括的なシリア政府樹立訴え 「国民が将来決定を」
[16日 ロイター] - ロシア外務省は16日、シリアの将来は同国の国民が決めるものだとし、同国の多様な民族的・宗教的利益を考慮した「包括的な」政府の樹立を求めた。 同省は声明で、ロシアが長年支援してきたアサド政権の崩壊を受け、状況を注視しているとした上で、「シリア情勢の持続可能な正常化への道は、国民合意の達成と政治的解決という複雑なプロセスを進めることに基づき、シリア国民の間で包括的な対話を生み出すことにかかっている」との見解を示した。 また「ロシアにとって、シリア国民自身が自国の将来を決めることが重要だ。われわれは、両国民の間の数十年にわたる友好関係と相互尊重は今後も建設的に発展し続けると信じている」と述べた。