実写版『ONE PIECE』は冬島を経てアラバスタへ? 重要キャラ続々参戦のシーズン2に期待
シーズン2には“ミス・オールサンデー”らのちの重要人物も登場か
問題はその他のキャラクターたちだ。これから実写ドラマで『ONE PIECE』という物語を楽しんでいく人もいるため詳細は明かせないが、Mr.9が出てくる以上はパートナーとして不可欠なミス・ウェンズデーの登場は避けがたい。誰がどのような姿で演じるかは、シリーズが以後も続いてく上で重要だ。同じことはバロックワークスの副社長を務めるミス・オールサンデーにも言える。彼女もまた『ONE PIECE』というシリーズにとって最重要なキャラクター。風貌も佇まいも独特なものを持っているだけに、誰がどのように演じるかが今から気になって仕方がない。 そしてバロックワークスを率いるMr.0。ストーリーが進んで明らかにされる正体にも驚かされるが、ルフィとの戦いぶりをどう描くかにも関心が向かう。“ゴムゴムの実”の能力を持ったルフィの手足がどこまでも伸びる描写を見事に描ききった実写ドラマ版の実力なら、シーズン1でもお目にかかれなかった驚異的なバトルシーンを見せてくれるはずだ。 あとは日本語吹き替え版の声。ルフィの田中真弓やゾロの中井和哉、ナミの岡村明美といったアニメ版からそのまま引き継いだ声優たちの演技が、そっくりな見た目のキャラクターたちをさらになじみのある存在へと引き上げた。こうなるとシーズン2でも同じようなキャスティングを期待したいところ。チョッパーは大谷育江に代わる存在はいないとして、Mr.3はアニメと同じ檜山修之か、その後に出てくるミス・オールサンデーやMr.0もあの人たちなのか。今後の発表を待ちたい。 シーズン1の時点で実写ドラマ版『ONE PIECE』は、世界93カ国でTOP10入りし、46カ国でTOP1を獲得するという偉業を成し遂げた。確かに物語自体も面白かったし、アクションも見どころ満載だったが、『ONE PIECE』の人気が日本で国民的になっていったのは、チョッパーの登場やアラバスタ編での激闘などを経てから。つまりは圧倒的な面白さにあふれたシリーズということで、それらが描かれることになるだろうシーズン2が起こすだろう反響は、シーズン1の比ではないかもしれない。 そんなシーズン2を今、世界中が待っている。
タニグチリウイチ