JAL、冷凍しないノルウェー生サバ初荷 スカイツリーでサバヌーヴォー寿司無料提供
日本航空(JAL/JL、9201)と傘下のJALUX(ジャルックス)、ノルウェー大使館水産部の3者は9月20日、ノルウェー産の生サバ「サバヌーヴォー」の取り扱いを始めた。4年目を迎えた取り組みで、ノルウェーでの水揚げから日本の販売店舗まで一度も冷凍せず、高い鮮度を保って流通させる。 【写真】羽田に到着したサバヌーヴォー初荷 サバヌーヴォーの取り組みは2021年9月に開始し、今年で4年目。最も脂が乗る旬のノルウェーサバのうち、脂肪率約30%、重量500グラム以上と、栄養価の高いものだけをJALUXの担当者が直接目利きをして輸入している。今年の初荷は、ロンドン発羽田行きJL42便(ボーイング787-9型機、登録記号JA863J)で、20日午前7時18分に羽田へ到着した。 4年目の今年は、超高速凍結技術を活用することで実現した、生食で食べられる加工を施した「サバヌーヴォー寿司」を販売。また、サバヌーヴォー自体の販売エリアを拡大し、ヨークマートやクイーンズ伊勢丹、イオン北海道、鶴屋フーディワンなど、全国の量販店などでも扱う。 20日から23日までは、東京スカイツリー併設の商業施設「東京ソラマチ」のスカイアリーナで、ノルウェー大使館が「ノルウェーシーフードフェス2024」を開催。「サバヌーヴォー炭火焼」と「サバヌーヴォー寿司」を各3000食、「サーモンBBQ串」を1060食、来場者に無料で提供する。提供数は変更になる場合がある。また、24日から30日までは、鎌倉で「鎌倉サバヌーヴォーウィーク2024」を初開催する。 JALの国内線ファーストクラスでは、サバヌーヴォーを使った新メニュー「鯖潮汁仕立て」を提供。9月21日から30日までは、午前10時29分以前に羽田へ到着する便、10月21日から31日は午前10時29分以前に羽田を出発する便が対象になる。
Tadayuki YOSHIKAWA