神戸大学と住友生命が「運動と脳の健康」に関する共同研究をスタート 神戸市在住・在勤のモニター1000人を募集
人生100年時代、高齢者の多くが認知症または軽度認知障害を発症するといわれている。多くの人が元気に豊かに長生きできる社会を目指し、住友生命保険(大阪市)と神戸大学(神戸市)は、運動と脳の健康に関する共同研究「神戸シニアVitalityプロジェクト」をスタートする。 このプロジェクトでは、住友生命の「Vitality健康プログラム」を神戸市在住・在勤の60歳以上80歳未満のモニターに利用してもらい、健康増進に向けた行動変容が高齢者の認知症発症リスクやウェルビーイング向上に有効であるかどうかを検証。人生100年時代を豊かに生きるためのヒントを得て、社会全体で高齢者のより良い生活をサポートすることが狙い。 プロジェクト始動に当たり、神戸市在住・在勤で60歳以上80歳未満の1000人をモニターとして募集する。Vitalityアプリが利用できるスマートフォンを所有している人が対象。 モニターの役割は、「Vitality健康ブログラム(Vitality体験版・Vitalityスマート)」を活用しながら運動に取り組み、2年間で5回の脳の健康度チェック「のうKNOW」とアンケートに回答すること。最初の12週間は、無料の「Vitality体験版」を利用。その後、継続する場合は、「Vitalityスマート」(月額税込み330円)への加入が案内される。謝礼として、1回につき1000円分のQUOカードPayが進呈される。 「Vitality健康プログラム」の一部であるアクティブチャレンジは、1週間サイクルで運動の目標ポイントが設定され、ウォーキングなどで週間目標を達成すると、ドリンクチケットなどの特典が獲得できる短期プログラム。短期的な目標達成を繰り返す中で、行動変容を促し、運動習慣を身につけ、健康増進につなげてもらう。モニターの活動を通じて得られる歩数等のデータと、脳の健康度チェック「のうKNOW」のデータ、アンケート回答内容等を、神戸大学大学院保健学研究科・人間発達環境学研究科が分析していく。 モニター希望者と家族は、11月15日までに「神戸シニアVitalityプロジェクト」説明会申込フォームからエントリーし、12月中旬にかけて神戸市内の「KOBE Co CREATION CENTER」、または「神戸国際会館」で開催される説明会に参加することが条件。