8月輸出船契約14%増 手持ち工事は高水準維持
日本船舶輸出組合が11日発表した2024年8月の輸出船契約実績によると、一般鋼船の契約は13隻、44万5100総トンで総トン数は前年同期比14%増と増えた。7カ月連続増。8月末の輸出船手持ち工事量は652隻、3045万総トンとなり、総トン数は同38%増加した。受注増により手持ち工事は増加傾向を当月も持続、手持ち工事量は3―4年分に達しており、28年以降の受注に対応する事業者も出ている。造船向け厚板需要は24年度も23年度の265万トンと同水準と予測され、一定の需要量を維持する見通しだ。