ボジョレーヌーヴォー 初荷便が羽田到着 「じゅわっとジューシーな味わい」
今年は11月21日に全世界で販売解禁を迎える新酒ワイン・ボジョレーヌーヴォー(BN)。サントリーが販売する「ジョルジュ デュブッフ」の初荷便が、10月23日早朝に羽田空港に到着した。 同社によれば、コロナ禍やウクライナ危機にともなう混乱からの回復が進んだ昨年のBN市場は、16万5千㌜と11年ぶりに前年を上回った。今年も前年水準を維持する見通し。 「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー2024」をはじめ、フランス産新酒ワイン5種8品を発売。昨年も販売した商品については、前回と同等の販売価格を想定する。また業務用専用に3ℓボトルも新発売。飲食店の華やかなシーンを演出する。BN含む仏産新酒トータルの同社輸入数量は、前年比111%(3万9000㌜)。
到着した初荷を前に会見した常務執行役員ワイン本部長の吉雄敬子氏=写真㊨=は、今年の作柄について「ボジョレー地区ではシーズン前半に雨が多く心配したが、8月は乾燥した日が続き、収穫直前にかけて穏やかな良い気候となったことで完熟したぶどうができた」と報告。 「果実が口の中で踊るような、じゅわっとジューシーな味わいのワインになったと現地から聞いている。ぜひ楽しみにしていただきたい」とアピールした。 「ヌーヴォーウィーク2024」と題するイベントを、東京・南青山で解禁翌日からの3日間開催。ワインに合う食事とともに、週末の明るい時間帯にもゆったりとBNを楽しむことを提案する。