落ち葉のじゅうたん 晩秋の紅葉狩り/八戸・南郷
青森県八戸市南郷の「市民の森不習岳(ならわずだけ)」では、紅葉の見ごろも終盤に差しかかった。15日は市民らが落ち葉を踏みしめながら、紅葉狩りを楽しんだ。 15ある林間歩道のうち人気スポットの「もみじ園」には、ヤマモミジやイロハモミジなど約100本が植えられている。同日は赤い落ち葉で埋められた園内を散策する人たちの姿が見られた。風ではらはらと葉が舞う中、散策者たちは頭上と足元に広がる晩秋の雰囲気を満喫していた。 毎年秋には数回訪れるという市内の是川定男さん(72)、美智子さん(67)夫妻は「ここは小さなモミジの葉が風情がある。落ち葉を踏むとふわふわで本当にじゅうたんのよう」と、持参したコーヒーを飲みながらくつろいでいた。 市民の森の総合案内施設によると、今年は紅葉が遅めで、山全体の紅葉は今月いっぱいは楽しめるという。