「上位には勝てない、降格はしないけど…みたいな」上位に連敗、負傷退場J1アビスパ福岡・湯澤聖人が懸念する「クラブの未来」
◆明治安田J1第15節・福岡0―3C大阪(18日、ベスト電器スタジアム) 終盤に左脚を押さえて担架で運ばれ、退場した湯澤聖人は取材ゾーンに現れ、「自分がちょっと(脚を)痛めたというのもあって(試合の)全てを整理できるかどうか」と前置きした上で試合を振り返った。 ■「無理泣いた」佐藤凌我の復活ゴール【動画】 「入りは良かった。自分がクロスを3本くらい(相手に)引っかけていて、そのうち、2本でも届けたら、流れが変わったかなと。その(クロスの)1本の質はチームの課題に昨年から上がっていますけど、そこらへんの差があった」 この試合では福岡側に6枚のイエローカードが出された。「ピッチ内はちょっと混沌(こんとん)としていった感じはありますけど。2失点以上するとゲームが終わっちゃうから落ち着いてイエローをもらわないようにと声をかけました。けど、もともと、そうならないように出足のところで上回ったりとか、プレーの面も丁寧にだったり、競り合いも一歩早くだったりができた。自分たちがもっと良くするために目を向けた方がいいと思いました」と反省した。 前節に9試合ぶり敗戦。必勝を期したホームの試合を落とした。神戸、C大阪と、ともに上位相手への黒星。「このまま上位には勝てない、降格はしないけど…みたいな感じのチームに落ち着くと、クラブの未来と言いますか…。そういうところにつながってくる。(昨年)ルヴァンに優勝して、そこから上昇していくのか、衰退していくのかっていうのは自分たち次第。そういう大事な時期に差しかかっていると思うんで、大事に一試合一試合を戦っていきたい」と気を引き締めた。
西日本新聞社