伊藤園が「お茶の未来を考える」博物館オープン 江戸時代の茶運び人形や汽車土瓶など時代の変遷とともに喫茶文化の軌跡伝える
伊藤園の小原武秀お~いお茶ミュージアム館長は「伊藤園は長期ビジョンとして“世界のティーカンパニー”を掲げており、日本文化であるお茶を世界に広めることが使命。インバウンドの方も増えている今、お茶の学びと体験を通して世界の方々にお茶の魅力を知っていただき世界でのお茶の飲まれ方に寄り添っていきたい」と抱負を語る。 お~いお茶ミュージアムには、茶殻アップサイクルのコーナーも設置。茶殻を使用した人工芝や畳など14のアップサイクルの事例を展示。SDGs学習にも好適な場となっている。 お茶の文化創造博物館では、お茶や喫茶文化の未来について来館者自ら考えてもらうことを志向する。 「未来について我々が答えを用意しているわけではない。この場をお借りして、これから先の喫茶文化に寄り添うにはどのようなお茶があるといいのか、歴史を振り返りながらこの場で皆さまと一緒に考えていきたい」と笹目館長は述べる。