「白目になりすぎ!?」怒りや憑依、嫉妬まで…『ガラスの仮面』の印象的な「白目シーン」
■番外編:一ツ星学園の演劇部部長はほとんど白目
ちなみに『ガラスの仮面』には、登場当初から最後までほとんど白目だった人物がいる。それが一ツ星学園の演劇部部長である。 彼女はマヤを演劇部の研究発表会に誘った人物であり、マヤのあまりにも凄まじい演技力に何度も冷や汗をかいてショックを受けている。マヤの影響で満席になった会場を見て「たいしたものだわ…これだけの人を集められるなんて…」と、つぶやく部長。 ほとんど白目なので鉄仮面のような印象があるが、マヤの演技力を表現するのに大いに役立ってくれた白目キャラだと言えるだろう。 『ガラスの仮面』の白目シーンは、ときに“心臓が止まった!?”と思ってしまうような衝撃描写として描かれている。しかし読者にとってはその大げさなシーンが魅力であり、本作を語る上では欠かせない重要な表現なのだ。 『ガラスの仮面』は未だ完結しておらず、紅天女の行方もどうなるか分かっていない。再び登場人物が白目で登場するドラマチックな物語の続きを、早く読みたいものである。
でかいペンギン