早くも去就注目!? 今オフのFA目玉候補(2)絶対的レギュラーから“陥落”で
オフシーズンに大きな注目を集めるのが、フリーエージェント(FA)市場だ。昨オフも山崎福也、西川龍馬、山川穂高の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今季も多くの選手が新たにFA権を取得しており、早くもオフの動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA目玉候補を紹介したい。(※今季成績は8月1日時点)
甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)
・投打:右投右打 ・身長/体重:170cm/87kg ・生年月日:1992年11月5日 ・経歴:楊志館高 ・ドラフト:2010年育成選手ドラフト6位 長らく福岡ソフトバンクホークスの司令塔としてチームを支えてきた甲斐拓也も、今季国内FA権を取得している。 2010年育成選手ドラフト6位でソフトバンクに入団すると、高卒3年目の2013年オフに支配下契約を奪取。2017年から正捕手に定着し、ベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。 “甲斐キャノン”と呼ばれる強肩を武器に、同年から6年連続でゴールデングラブ賞に輝くなど、球界屈指の捕手として君臨した。 近年は打撃で思うような結果を残せないシーズンが続いているが、昨季は139試合に出場し、2桁10本塁打を記録。 今季もここまで出場73試合で打率.243(規定未満)、3本塁打とまずまずの数字を残しているが、プロ5年目の海野隆司との併用制となり、スタメンを外れる機会が増えている。 九州出身の甲斐にとって、ソフトバンクは地元球団。チームから高い評価も受けているが、現在の起用法を踏まえると、新たな環境でのプレーを決断する可能性も否めない。
ベースボールチャンネル編集部